写真が語り、AIが詩にする山旅


下記の手順でAIを使ってタイトル 自由詩 登山日記を創ってみました

・登山写真を選ぶ(サイズは1024ピクセルに縮小したもの)をAIに見せる(アップロードする)
・AIにこの写真を見てタイトルを4つ創ってと言う
・提案されたタイトルから気に入ったものを1つ選ぶ 気に入ったものがなければ注文をつけ再提案させる
・このタイトルと写真を総合してふさわしい自由詩を3つ創ってという
・気に入ったものがあればそれから選ぶ 注文をつけ創りなおす事も出来る AIにどれがいいかも聞ける
・選んだ詩をもとに登山日記風に文章を書いて 100文字程度で

10月1日 櫃ケ山

山は語らず

霧の中、木々は黙して立つ  
葉の揺れも、実の色も  
言葉ではなく、気配で伝えてくる

山は語らず  
それでも、すべてが語っていた

霧がほどけ、光が差す  
そのとき、赤い実たちが  
枝先でいっせいに光を浴び、輝いた

語らぬ山が、そっと祝っていた  
命の跳躍と、次の季節へのよろこびを

霧の森を抜けると、赤い実が光に応えて輝いていた。 ヤマナシの果実が静かに揺れ、青空の山並みが広がる。 語らぬ山が、命のよろこびをそっと教えてくれた。
山の空気は、街の喧騒をすっかり忘れさせてくれる。登山道を一歩ずつ踏みしめながら、ふと見上げると、枝に赤い実がひっそりと輝いていた。熟した果実が風に揺れ、木々のざわめきとともに静かな語りかけを感じる。霧が立ち込める森では、空気が柔らかく、時間の流れが緩やかになる。九合目の案内板を過ぎたあたりから、視界が開け、緑の峰々が幾重にも重なって遠くまで続いていた。自然の中に身を置くと、自分の輪郭が少しぼやけて、風や光と混ざり合うような感覚になる。この山登りは、ただの運動ではなく、五感を研ぎ澄まし、心を整える旅だった。次はどの季節に来ようか、そんなことを考えながら、山の静けさに身を委ねた。

10月7日 三ケ上

風の祈り、実のささやき

果実は落ち、種は眠る  
石は立ち、名を刻む  
人は歩き、風を受ける

それぞれが  
それぞれの場所で  
静かに巡っている

語らずとも  
祈らずとも  
自然は、すでに語っている

紫の実が静かに揺れ、石像が風を受けて立っていた。 山の道を歩くうちに、自然の祈りと人の気配が重なっていく。 語らぬ声に、心がそっと応えた。

10月12日 象山・擬宝珠山

色づくものたちの約束

霧の山道を歩く者へ  
青い花が咲き  
赤い実が揺れ  
白い草が道を照らす

それは誰かのためじゃない  
ただ、そこにあるだけ  
でも、歩く者は気づく

「これは、自然からの贈り物」  
色づくものたちが  
静かに交わした約束の証

青い花に迎えられ、霧の山道を登る。 赤い実が季節の約束を語り、白い草が風の道を照らす。 自然の色に導かれ、静かな贈り物を受け取った。

10月17日 泉山

赤い実、青い空、そして道

赤い実が揺れていた  
風にまかせて、ただそこに  
誰かが通るのを待っているように

青い空は遠くて  
でも、見上げればすぐそこにある  
道は細く、けれど確かに続いていた

色は、しるし  
歩く者への、静かな灯

赤い実が揺れる道を、風に導かれて登る。 青い空が広がる尾根に、泉山の名が刻まれていた。 静けさの中で、自然とひとつになれた気がした。

10月23日 立烏帽子山・池の段(漢詩:五言絶句 英訳詩も)

静寂の中に、歩いた日

静寂の中に、
ひとつ、足音が落ちる。
葉のざわめきは
誰かの記憶をなぞるように
やさしく揺れていた。

光は語らず、
影は問いかける。
私はただ、
森の息に耳を澄ませていた。

枝に残る赤い実が
空に向かって微笑んでいた。
風は言葉を持たず、
ただ、頬を撫でて通り過ぎる。
その一瞬に、
私は季節と約束を交わした。

「また来るよ」
と、誰にも聞こえない声で。

山の背を越えたとき
遠くの稜線が
やさしく手を振っていた。
踏みしめた土は
私の重さを受け止め、
苔はそっと
「おかえり」と囁いた。

目を落とせば、
岩の隙間に残る小さな実が
陽の粒を受け止めていた。
咲き終えた花の名残が
静かに次の命を育んでいる。

誰も気づかぬ場所で、
葉は風を受け、
根は土に語りかける。

遠くの山が呼んでいても、
私はここに立ち止まる。
小さな命の声が、
いちばん澄んでいたから。
The Day I Walked in Silence

I walked through silence?
a single footstep fell.
Leaves whispered
like echoes of someone’s memory,
softly swaying.

Light spoke not,
shadows asked.
I simply listened
to the forest’s breath.

Red berries smiled
toward the sky.
The wind held no words,
just brushed my cheek
and passed.

In that moment,
I made a promise to the season:
“I’ll return,”
in a voice no one could hear.

Crossing the mountain’s back,
the distant ridgeline
waved gently.
The earth held my weight,
and moss whispered,
“Welcome home.”

Looking down,
tiny fruits nestled in stone crevices
caught the sun’s warmth.
The flower had faded?
but life was quietly preparing.

Unseen by most,
leaves received the wind,
roots spoke to the soil.

Though the mountains called,
I paused.
For the smallest voices
were the clearest of all.

静寂の森を歩いた日。足元には咲き終えた花の実、頭上には赤い実と青空。遠くの稜線が手を振り、苔が「おかえり」と囁いた。命の声が、そこにあった。
静寂山行(五言絶句)
林深風不語
苔暖歩聲遲
花盡結微實
遠峰迎我帰

読み下し:  
林深くして風語らず、
苔暖かくして歩声遅し。
花尽きて微実を結び、
遠き峰、我を迎え帰す。

林深風不語(森は深く、風は語らない)
→ 深い森の中では、風さえも静かで、何も語らないほどの静寂が広がっている。

苔暖歩聲遲(苔はあたたかく、歩く音もゆっくり)
→ 苔に覆われた地面はやさしく、歩く足音も自然と静かになって、ゆっくりとした歩みになる。

花盡結微實(花は咲き終え、静かに実を結ぶ)
→ 花はもう咲き終わっていて、次の命の準備として、小さな実を静かに育てている。

遠峰迎我帰(遠くの山が、私の帰りを迎えてくれる)
→ 登山の終わりに、遠くの山がまるで「おかえり」と言ってくれているように感じる。

参考 このときのAIとの会話(prompt)をこちらに>

10月27日 岡山森林公園

マユミ燃ゆ、秋のひそやか

朝の山は
まだ眠っていた
霧が枝を撫で
落葉が音もなく降る

言葉は背中に置いて
ただ、登った
木々の間を縫い
ひとすじの光を探しながら

風が変わった
陽が差し始めた
森が目を覚ます

そのとき
思い出したように
足は向かっていた
あの場所へ

マユミの木が
紅の実を
惜しげもなく灯していた

「今年は、よく稔った」
「あなたが来るのを、知っていた」

その声に
胸の奥がふっとほどけた
登ってきた時間が
この紅に
すべて結ばれていた
草実啓秋声(そうじつ しゅうせいをひらく)

草実啓秋声
幽林照紅情
深光随歩遠
一径結時晴

読み下し:  
草の実 秋の声を啓き
幽林 紅の情を照らす
深き光 歩に従いて遠く
一すじの径 時を結びて晴る

詩意:  
草の実が秋の始まりを告げ、静かな森に紅の情が灯る。
深い光は歩みに寄り添いながら遠くへ導き、
ひとすじの山道が、季節と心を結び、晴れやかに満ちていく。

草実啓秋声(そうじつ しゅうせいをひらく)
→ 草の実が秋の声を開く

幽林照紅情(ゆうりん こうじょうをてらす)
→ 静かな森に紅の情が灯る

深光随歩遠(しんこう ほにしたがいて とおし)
→ 深い光が歩みに寄り添い、遠くへ導く

一径結時晴(いっけい ときをむすびて はる)
→ ひとすじの道が、季節と心を結び、晴れやかに満ちる